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    8 夕焼け


    蝉が鳴いている土手を、二人で手を繋いで歩く。
    河川敷の向こうには大空に暮れ馴染む夕焼け。
    まだ残る青に紅に金、カラフルな荘厳に足を止めると、彼も止まった。
    「綺麗だね」
    「うん」
    不意に彼が頬にキス。
    「何?」
    「うん。君のほっぺ、夕焼けに照らされて桃色。果物みたいだ」

    #twnovel
    (以上140字)

    お題はこちら

    こみとさんの本日のお題は「果物」、カラフルな作品を創作しましょう。補助要素は「夕暮れ時」です。

    診断メーカーさんから頂きました!


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    7 キリン


    「やり直せるなら来て」
    決死のメールに返事は無かった。
    時計の針は約束の時間の5分過ぎ。
    初めて本物のキリンを見たのはこの動物園。
    初デートだった。
    見上げれば長い首が青空を突いている。
    不意にその青が遮られた。
    傘だと気付いたのは彼の台詞の後
    「泣くなよ。ここだけ雨が降ってる」

    #twnovel

    (以上140字)

    お題はこちら
    こみとさんは、「昼の動物園」で登場人物が「見上げる」、「傘」という単語を使ったお話を考えて下さい。

    診断メーカーさんから頂きました。


    6 金魚


    紫の浴衣を翻し君は至極ご満悦。
    「ウチ水槽無いぞ?」
    俺が不機嫌に言うと、君はビニルの中の金魚を哀し気に見詰める。
    「花瓶は?」
    「じゃあ帰って花瓶を探すぞ。金魚が死じまう」
    手を繋いで促すと
    「来たばっかだよ!」
    と喚いた。
    知るかよ。
    その艶姿、これ以上他の男に晒して堪るか

    #twnovel
    (以上139字)


    お題はこちら
    こみとさんには [ 金魚 / 花瓶 / 紫 ] なんていかがでしょう。
    診断メーカーさんから頂きました!


    5 じゃじゃ馬


    出先の森はうっそりとしていて涼やかだ。
    私の心とは裏腹に。
    投付けられたハンカチを握って彼が叫ぶ。
    「待ちなさい!」
    「いいえ!貴方がいつまでも子ども扱いなさるなら待ちません!」
    けれど直ぐに追付かれ、その腕に囚われた。
    「じゃじゃ馬め」
    そうよ。貴方を振り回してやるんだから!

    #twnovel
    (以上140字)


    お題はこちら
    こみとさんの本日のお題は「ハンカチ」、うっそりした作品を創作しましょう。補助要素は「出先」です。
    診断メーカーさんより頂きました。


    4 忘れ物


    「忘れ物」
    家にあった服を渡すと、彼は露骨に嫌な顔をした。
    「これ、俺んじゃねぇ」
    「え? ウチに上がり込む男は、あんたと…」
    言いかけたら突然の噛み付く様なキス。
    息を喘がせると悔し気に彼が唸った。
    「誰だよ。俺だけにしとけよ」
    ふふ。兄しか、って続けようと思ったのは、内緒。

    #twnovel
    (以上140字)

    お題はこちらから
    こみとさんの本日のお題は「忘れ物」、色っぽい作品を創作しましょう。補助要素は「誰」です。
    診断メーカーさんから頂きました♪



    3 オパール


    「オパールの虹色は中の水が乱反射するから」
    研磨されたルースを光に翳して言うと、貴方は眉を顰めた。
    「可哀相だな」
    「どうして?」
    「だって何千年もこの中に閉じ込められて眠っているんだろ。その水は」
    それを羨ましいと思う私は愚者かしら? 
    雁字搦めに囚われてみたいの。貴方に。

    #twnovel
    (以上140字)


    お題はこちら★
    こみとさんには [ 眠る / オパール / 愚者(フール) ] なんていかがでしょう。
    診断メーカーさんから頂きました!





    2 金星

    天体望遠鏡に映るのは、明け行く藍に輝く金星。
    「明けの明星は、ラテン語でルシファー」
    そう教えると、君はきょとんとする。
    「堕天使?」
    「そう。君の事だよ」
    「ええ? 酷い!」
    ぷっと剥れる無邪気なままの君。
    無垢なその翼を捥いでしまおう。
    文字通り、堕ちておいで。
    僕の手の中に。

    #twnovel
    (以上140字)

    お題はこちら
    こみとさんには [ 翼 / 文字 / 天体 ] なんていかがでしょう。
    診断メーカーさんより☆




    1 月の沙漠


    「月の沙漠に行きたい」
    詩集を手に口紅を塗った唇を綻ばせた君。
    僕が来る時は必ず化粧をした。日々悪くなる容態を少しでも隠すように。
    今まるで眠るように目を閉じた君の傍には、栞が挟まれたあの詩集。
    ねぇ、砂漠が「沙漠」だと、今初めて知ったよ。
    君は行けただろうか。月の沙漠に

    #twnovel
    (以上140字)

    お題はこちら

    こみとさんには [ 栞 / 口紅 / 砂漠 ] なんていかがでしょう。

    診断メーカーさんから頂きました!



    Twitter Novel

    ★140字以内でお話を考える「Twitter Novel」。
    たまに気が向いたら、お題を引っ張って来て書いてみたりしています。
    今まで書いたものは、アカウントを変えたりして無くなってしまったので、
    今度からこちらにも載せてみることにしましたw

    バナー♡

    こんばんは、こみとです。

    仲良くさせて頂いている 友谷ももなさん に、このサイトのバナーを作って頂いちゃいました!


    じゃーん!!


     

     

    ステキでしょう!
    本当に、ももなさんのセンスに脱帽です!

    ももなさんはゆめももという小説サイトを運営なさっていらっしゃいます。
    わたしはひかりの中で・・・というお話がダイスキです。
    また、Photomomo *ももなの写真館では、素敵過ぎるお写真たちを展示されています! 
    もう、そのセンスと力量は圧巻! 素敵過ぎる!

    ももなさん、本当にありがとうございました!

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