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    ひぐらしの声を懐かしむ

    お久し振りです、こんにちは。
    お盆ですね。
    あっという間に夏が終わろうとしています…。こわい…。

    私は季節の中でいちばん夏がすきです。
    理由は、暑いのがすきなのではなく、日が長いからです。
    同じ時間でも、お日様があるとなんだか嬉しくなるのはどうしてなのか…。
    仕事が終わってヘトヘトになっていても、外が明るいと「まだまだ時間があるぞー!がんばれるぞー!」という気にさせてもらえるからかもしれません。

    あとは夏の景色もすきです。
    ぬけるように青い空。照りつける太陽を跳ね返す深緑。生温く浴びせられる夕立。
    なぜかそれら全てに透明感を感じさせられるのは、夏の魔法なのかもしれません。

    夏の音にも透明感を感じます。
    暑さから、涼をとるために水を連想するからでしょうか。
    とくにひぐらしの鳴き声には、透明感と懐かしさを覚えます。
    懐かしくて愛おしくて、どうしようもなく手の届かない遠くのもの…ひぐらしの声を聴くと、ちょっとアンニュイでちょっと幸せな、そんな感覚にとらわれてしまいます。
    そう言えば、『懐かしい』という感覚は日本人特有のものだと、以前なにかの本で読んだことがあります。
    英語で一番近い単語は「miss(恋しい)」や「nostalgia(郷愁)」なんだとか。なるほど。「懐かしい」のカテゴリーの中に「恋しい」「郷愁」も含まれる、という感じでしょうか。
    うーん、でも確かに「恋しい」や「郷愁」は「懐かしい」とはちょっとニュアンスが違いますよね。
    私にとって「懐かしい」というのは、過去の想い出や情景を恋しがること、そしてそれらを柔らかく省みること、かなぁ。
    負の感情や否定的なものはあまりなく、使うことに躊躇いのない単語です。

    とはいえ、まだまだ残暑は続きます。
    皆様、熱中症等に注意して、どうぞご自愛くださいませ……。


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