Just looking in your heart...

Just looking in your heart.
All my life I'm searchn' for you my sweet baby.
I've got good good good feelin' I know good Lovin mama.


あなたの心の中を見つめてるだけ
これまでも、これからも 求め続けてきた 愛しいあなた
最高にいい気分になれるの 子供を愛するような気持ちを覚えるの


(EGO-WRAPPIN' 『A Love Song 』)


風に涼やかな落ち着きを感じるようになり、
なんだか気持ちまでしっとりとしてまいります。
九月になりましたね。皆様、こんにちは。
暑さが威力を失って、高かった湿度も次第におさまり、カラッとした空気になってきているはずなのに、なんだか心はしっとりと……秋がやってまいりました。

というわけで、秋にちなんで、少々しっとりとした詩をご紹介。
上記に挙げましたのは、私の好きなアーティスト、EGO-WRAPPIN'『A Love Song』という曲からの抜粋です。

『A Love Song 』――『ある愛の歌』というタイトルにもあるように、愛についての詩なのですが……多分これは女性目線の詩、じゃないかしら?
" I know good Lovin mama."
mama とあるくらいですから、きっと間違っていないと思うのですが…。

男性を愛する気持ちの中に、女性は少なからず『母性』を秘めているように私は思います。
(勿論、これは私個人の意見で、感想です)
古の歌人、安部女郎(あべのいらつめ)の歌の中にも、それを匂わせるものがあります。


我が背子は物な思ひそ事しあらば
火にも水にも我がなけなくに (万葉集4-506)


(あなたはどうか悩まないで いざとなったら
火であろうと水であろうと私がいるではありませんか)



恋しい人のためであれば、たとえ火の中水の中…というところでしょうか。
なんという献身的な愛情。
献身的……ではあるのですが……うーん(笑)
人をダメにするクッションならぬ、男の人をダメンズにする気配をちらりと…感じて……しまうというか(苦笑)。
これってなんだか、我が子に対する母の愛情にも似ている気がするのは、私だけかしら。

つらつらと述べていますが、私は、男性に対する愛が、母性的なものであることをあまり好ましいとは思っていません。
だって、好きな男性の『お母さん』には、きっと皆さん、あまりなりたくないんじゃないかしら…?
『たとえ火の中水の中』という愛情は、どうせならヒロインへと向けてあげたい。
一応、女性向けの恋愛小説家ですから(笑)。

でも、なんだかきっとそれは、女性に生まれた以上、逃れられない運命のようなもの、な気もしているのです。
気がしているくせに、納得のいくような、いかないような(苦笑)。
千年も前の女性も、同じような『母性的な』愛情を恋しい人に抱いていたのなら、多分この先千年だって、女性は同じような想いを抱いて、同じような葛藤をしていくのだろうなぁ、と…。
しっとり、というか、しみじみ、というか……ちょっと諦めにも似た納得をしてしまうのです。

でもできるなら、女性だって、そんな献身的で大きな愛情に包まれたいわよね、と、唇を尖らせながら、今昔の女性たちの愛の歌を眺めています。




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